終 消えた写真

  • 2014/08/26(火) 23:24:01


さて、この「消えた写真」も今回で最終話です。



数ヶ月しか住んでないマンションを引っ越した
・・・ところからですね。



次に引っ越した場所は豊平区内の南郷通り付近。
適当に選んだ木造二階建てのアパートでした。


この頃、急激にいろいろな悩みが増したの覚えています。
何をやってもうまくいかず、理想と現実のギャップに苦しみ

心霊スポット巡りとの因果関係こそわかりませんが、
いろんなものを失っていく感覚でした。

次第に僕は家に引き篭るようになり、
生きる気力さえも湧きませんでした。

唯一、僕の支えになっていたのは
高校生の頃からバンドを組み、

共に札幌に引っ越して活動していた、
仲間達の存在でした。

その仲間達のお陰で、
僕は随分、救われていたと思います。



しかし、ある日の夜。

それは突然に始まりました。



ミシ・・・


ミシ・・・


ミシ・・・



天井裏から妙な音が聞こえ始めたのです。
24時間、昼も夜も関係なくです。

僕の部屋は二階の角部屋。
当然、天井の上には屋根しかありません。

最初はネズミかと思いましたが、
その類ではないことがすぐにわかりました。


音が重い


それだけでは、ありません。
寝室から居間まで移動すると、


ミシ・・・


ミシシ・・・


ミシシ・・・



音は僕について来ました。
その夜、僕は漫画喫茶で朝を迎えました。

日中、家に帰っても止まらない音。

「いいかげんにしろ!」

天井に向かってパンチをするも、
音は止みませんでした。



この事がきっかけとなり、
僕は家にほとんど帰らないような
仕事をするようになりました。

今思えば、ここが人生のどん底だったと思います。
本当にどん底でした。






そして、数カ月後。
僕は久しぶりにアパートへ帰りました。

玄関ポストから投函され、
溜まりに溜まったチラシを踏みつけて、
僕は家の中に入りました。



音はしない。



もしかして、
去ってくれたのだろうか。



「ふぅ~」



僕は何気なく部屋を見渡しました。
そして感じる違和感。


・・・無い。


無い!


テレビの横に置いてあった、
例の写真が入ったあの袋。

あんな存在を
忘れるはずがない。

それがそっくり無いのだ。
これには、さすがにギブアップでした。

結局、
僕は霊媒師の力を借りることにしたのです。

ほどなくして、
このアパートも引き払いました。







霊媒師に言われたあの言葉。






十年以上経った今でも、
その言葉を忘れる夜は、決してありません。



「写真はあなたの元に戻ってきます」

「それは非常に危険な時です」



僕はただただ、
戻ってこないことを願うばかりです。


   



にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 旭川情報へ
にほんブログ村

あれから3回引っ越してます。
これで写真が出てきたら、逆に凄いですよ。
アンビリバボーに投稿しますわ(笑)

関連記事
スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する